2020.08.12内装解体の基礎知識
内装解体工事を初めてする人が知っておくこと
内装解体工事というのを聞いたことがあると思いますが、内装解体工事とは、どのような工事をすることか詳しく知っていますか?
今回は初めて内装解体工事を依頼するという人に、内装解体とはどのようなものかを紹介したいと思います。
●内装解体工事はどこまで?
内装解体とは名前のとおり、内装だけ工事をするということは分かりますが、この内装とはどこまでのことを言うのか?と思いませんか?
実は内装解体といっても様々な種類があるのですよ。それをひとつずつ紹介していきます。
・原状回復
原状回復とはテナント撤去時に入居時の状態に戻すことを言います。
内装解体に加えてテナントの修繕までが範囲です。店舗や事務所として入居時に持ち込んだものの撤去、さらに壁紙や床のクロスの張替え、室内クリーニングまで行います。
たとえば店舗や事務所として、入居時に持ち込んで使用したテーブルや椅子、厨房設備、室内のクロスままですべて張り替え最後に室内のクリーニングまですることを現状回復といいます。
・内装解体
内装解体とは、テナント入居時に借り主が持ち込んだものをすべて撤去することを言います。
その工事のをすることを内装解体工事といいます。
たとえば、入居時に設置した、証明、インテリア、調理設備、什器などすべてを撤去して、テナント契約時の状態に戻します。つまり、テナント入居時とまったく同じ状態にして、テナントを返却する工事のことを言うので、原状回復との違いを覚えておきましょう。
・スケルトン仕上げ
スケルトンとは、骨格という意味があり、内装工事におけるスケルトン工事というと、建物の構造部分以外をすべて取り除く工事です。
たとえば壁や天井、配管、電気配線などをすべて取り除き、骨組みだけの状態にします。
もし、テナントが鉄筋コンクリートの建物であればコンクリートの打ちっぱなしの状態にするところまで工事します。
つまり、上記で紹介した中で一番工事するのがスケルトン仕上げです。本当に枠組みだけにしてしまうので、何もない状態になってしまいます。
一番費用もかかるので、スケルトン仕上げにするかどうかは話し合って決めることが大切です。
●まとめ
このように、内装解体工事といってもいくつか種類があることが分かりましたか?
どこまで工事するかは、借り主によって違いますしどのように契約したかによっても違います。
出来るだけお金が掛からないようにとなると原状回復がおすすめです。違いをよく理解して業者に依頼するようにしましょう。