2023.09.07ブログ
アスベスト・グラスウール・ロックウール④【東京の内装解体工事ブログ】
アスベスト・グラスウール・ロックウール④【東京の内装解体工事ブログ】
東京都あきる野市のみなさま、こんにちは!
東京を中心に、内装解体・原状回復工事を手がけるコワースです!
グラスウールとロックウールの性能を比較する
グラスウールやロックウール2つの素材がアスベストとは異なり、安全な素材だという事が分かったのでここからは素材として比較してみましょう。
グラスウールの魅力は価格の安さと耐久性
グラスウールはガラスが主な原料になる人工の繊維素材のことです。
主に資源ごみから出たガラスをリサイクルして製造されていて、解体工事で発生したグラスウールを再生処理して再利用をすることもできる素材です。
他の素材と比べてコストパフォーマンスに優れているという点がメリットとなります。
同じ重量で見ると断熱性が高い素材はありますが、価格が安いため厚くすることが可能なために、同じ値段で他の素材を使うよりも断熱性を高くすることができるのです。
また、耐久性が高いので、長い期間、断熱性を保つことができます。
変形や劣化などにも強く、伸縮性があるため支える木材の伸縮をグラスウール自体でカバーしてくれるので、隙間などの発生がしづらく熱を逃がさないということが可能です。
また、グラスウールは以前から湿気に弱いというところが指摘されています。
しかし、グラスウールは吸湿性などはなく、施工をする際に断熱材と木材との間に隙間が発生するなどの施工時のミスなどによる場合が主な要因として挙げられるでしょう。
ロックウールは耐火性と防音性に秀でている
ロックウールとは鉱物からできている繊維のことです。天然素材からできているアスベストとは違い人工的に作られたものです。
通常、高炉からでた溶解スラグを原料として作られますが、グラスウールと同じ様に再利用をすることができます。
使用済みのロックウールを高い温度で溶かすことにより新たなロックウールの原料にすることが可能です。
ロックウールは他の断熱材と比べて耐火性が高いということがメリットとなっています。
グラスウールは300℃からその機能が失われてしまい、約600℃で機能を完全に失ってしまいますが、ロックウールは700℃になっても機能が失われることはありません。
また、グラスウールと同じ厚さで比べた場合、こちらの方が密度が高いので、防音材として防音室の壁や床に使用される機会が多いでしょう。
ロックウールはグラスウールと比較して厚さあたりの価格が高いため、グラスウールと比べると断熱材としてはそこまで普及はしていません。
しかし、耐火性や防音性を重視するという場合にはロックウールが使用されています。
性能差は少なく用途に応じて使い分けをすることができる
ここまでグラスウールとロックウールの特徴を紹介いたしましたが、同じ繊維系の素材だということもあり、断熱材として見た場合に両者の機能に大きな違いはありません。
そのためにグラスウールはコストパフォーマンス、ロックウールは耐火性や防音性、というメリットを生かした使い分けをすることができます。
今回は、【アスベスト・グラスウール・ロックウール④】についてをご説明いたしました。
解体に関してご相談・お見積もりは、是非一度、コワースにご相談ください。