2023.07.26ブログ
アスベストによる《悪性胸膜中皮腫》とは②【東京の内装解体工事ブログ】
アスベストによる《悪性胸膜中皮腫》とは②【東京の内装解体工事ブログ】
東京都小平市のみなさま、こんにちは!
東京を中心に、内装解体・原状回復工事を手がけるコワースです!
アスベストはとても危険なものだという知識は、現在では広く認識されるようになって知っているという方も多いのではないでしょうか。
この危険なアスベストにより人体に引き起こされる健康障害とはどのようなものがあるのでしょうか。
アスベストによる健康被害は多々ありますが、ここでは《悪性胸膜中皮腫》という病気について紹介をいたします。
悪性胸膜中皮腫の中皮とは何?
例えば胃や心臓などの体の中の臓器は、膜で覆われています。
肺を取り囲んでいるものは《胸膜》といい、胃や肝臓などを囲んでいる膜は《腹膜》といいます。
心臓や大血管の起始部分を覆う膜は《心膜》といわれていて、これらの膜の表面をさらに覆ってその動きをスムーズにするための働きをしているものが《中皮》です。
中皮腫とは?
中皮腫は、この《中皮》という部分に発生した腫瘍のことです。悪性腫瘍のひとつで病気としては稀な部類になるのですが、原因のほとんどがアスベストによるものとされています。
《胸膜》に発生する悪性の腫瘍のことを、特に《悪性胸膜中皮腫》といいます。
悪性胸膜中皮腫の症状と種類
《悪性胸膜中皮腫》の主な症状は胸痛や咳、大量の胸水による呼吸困難、胸部の圧迫感などがあげられるでしょう。
また、その性質は限局性のもの(1カ所にかたまって腫瘍を形成するようなもの)と、びまん性のもの(胸膜に沿って広くしみこむように形成するようなもの)とがあって、多くはびまん性のものといわれています。
がん細胞の素質型としては、《肉腫型》《上皮型》《二相型》などの種類に分けることができます。
《上皮型》は最も多いタイプで、全体の6割を占めています。最も頻度が高く、病気の経過が他のタイプと比べて良いとされています。
《肉腫型》は全体の1割を占めるタイプです。進行が速く経過も悪いですが胸水の貯留は少ないといわれています。
《二相型》は、上記の2種類の混合型となり、病気の進行、経過ともに2種類の中間といったタイプとなります。
このようにタイプによって病気の進み具合や経過の良し悪しに差が出るので、治療の方針を決める際にはこの点にも注意が必要となるしょう。
今回は、【アスベストによる《悪性胸膜中皮腫》とは②】についてをご説明いたしました。
解体に関してご相談・お見積もりは、是非一度、コワースにご相談ください。