2023.10.16ブログ
アスベスト除去の費用の相場①【東京の内装解体工事ブログ】
アスベスト除去の費用の相場①【東京の内装解体工事ブログ】
東京都西多摩郡奥多摩町のみなさま、こんにちは!
東京を中心に、内装解体・原状回復工事を手がけるコワースです!
アスベストとは
アスベストとは天然の鉱物繊維のことです。《石綿(いしわた、せきめん)》とも呼ばれているもので、熱や摩擦に強い等という特徴があったため、昔は建材などに多く使用されていました。
しかし、近年アスベストは発がん性などの問題により使用が禁止となっています。
しかし古い建築物の中にはアスベストを使っているというものもあるので、建物等の解体工事を行う際はアスベスト調査を行うことが義務付けられています。
アスベストの危険性と3つのレベル
アスベスト除去工事を行う際に、よく《レベル》という言葉が使われます。レベルとはアスベストを含んだ建材の発塵性に応じ、その危険性をランク付けしたもので、レベルは1から3まであります。
アスベスト除去工事の際にはそのレベルに応じて対応等も変わるので、どのような違いがあるのかを把握しておくことが大切でしょう。
ここからはアスベストの危険性とアスベストのレベルについて紹介いたします。
【レベル1】発塵性が著しく高い
発塵性が著しく高いアスベストを含んだ建材はレベル1になります。レベル1は吹付けアスベスト等、最も危険性が高い吹付け材のみの分類になっています。
吹付けアスベストは建物の柱や梁等に吹き付けてあるので、アスベストが外側に露出しています。そのため、工事をする際にもアスベストの飛散がしやすく非常に危険なのです。
レベル1のアスベストを含む建材の処理をする際は、複数の書類の作成や提出が必要とされていて、さらに特別な教育を受けた作業員が保護衣等を身に着けて対応を行うという必要があります。
【レベル2】発塵性が高い
発塵性が高いアスベストを含んだ建材はレベル2に該当します。レベル2のアスベストを含んだ建材ではレベル1の吹付けアスベストほどではないにしろ、発塵性が高くて危険です。
レベル2に該当する建材は石綿含有保温材や耐火被覆材、断熱材等があり、空調ダクトやボイラー等に用いられている場合が多いです。
そのため、一見してアスベストが含まれているということがわかりにくいでしょう。
レベル2の処理をする場合も書類の作成や提出、保護衣の着用等が必要となります。
【レベル3】比較的、発塵性が低い
比較的発塵性が低いアスベストを含んだ建材はレベル3に該当します。具体的には、アスベストを含んでいる成形板やビニール床タイル、石綿スレート等があります。
レベル3の場合ではレベル1や2のような書類の提出などは不要なのですが、工事をする際は防塵マスクなどを着用し、湿式処理でアスベストが飛散しないよう対応する必要があります。
今回は、【アスベスト除去の費用の相場①】についてをご説明いたしました。
解体に関してご相談・お見積もりは、是非一度、コワースにご相談ください。