2020.07.31ブログ

内装解体の費用の相場や内訳

賃貸物件を家主に返す際、現在の状態から入居時の状態に戻すことが一般的です。これを原状回復工事といいます。
気になるのが内装解体のための費用です。店舗の閉店となるとさまざまな費用がかかりますが、内装解体にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。
内装解体工事の費用は地域や面積によって違いますが、東京都のオフィスで延床面積70坪で42万円ほどです。東京都の美容院で18.6坪で50万円ほどです。
内装解体費用の内訳は次のようになっています。

・内装の解体費用
内装を取り壊す費用です。延べ床面積で計算され、解体作業を行う面積が広いほど費用が高くなります。

・廃棄物処理費用
内装解体をすると木くず・金属くず・石膏ボード・瓦礫などの産業廃棄物が大量にでます。これらを中間処理場で処分するためにかかる費用です。

・付帯工事費用
建物本体以外を入居時のようにするための費用です。看板や照明の撤去、電気・ガス・水道の引き込み、天井を抜いたなら天井貼りなどがこの費用に含まれます。

・什器・家具・備品の処分費
閉店をする際には、食器や治療器具など処分するものが出て来ることでしょう。こういったものを業者に処分してもらう際にかかる費用です。

・リサイクル家電の処分費
特定家庭用機器廃棄物から有用な部品やや材料をリサイクルし、廃棄物の削減と資源の有効活用を目的とした、家電リサイクル法が定められています。家電リサイクル法では、家庭や事務所から排出されるテレビ・エアコン・冷蔵庫・冷凍庫・洗濯機・衣類乾燥機は正しく処分しなければなりません。
家庭用機器であれば、事業所で使用していても家電リサイクル法が適用されます。

・諸費用
依頼の届け出書類制作費用や解体業者の車の駐車料金などのことです。

業者に依頼をすれば見積もりを取ってくれますが、その際に気をつけたいことが管理会社またはオーナーに立ち会ってもらうことです。
内装解体にかかる費用は、どの範囲までをどの程度作業するかによって変わります。オーナーがその場にいないと、「これはどうしますか?」と聞かれても正確に答えられません。わからないと「とりあえずスケルトンで」と回答することになり、すべての工事内容が盛り込まれて高額な金額が算出されます。正確な金額を把握するためには、どの程度作業を行うのか正確に把握しておくことが大切です。
立ち会いで決まったことは文面で残しておくと、後で「言った、言わない」のトラブ防止につながります。トラブル回避の目的もあるので、オーナーには立ち会ってもらいましょう。

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