2020.07.18ブログ
内装解体の手順について
内装解体という言葉を知っていますか?文字通り、内装のみを解体することであり、建物本体や構造物を撤去することではありません。内部の部分の解体作業を進めることで中身を空っぽの状態にするのが目標です。では、どのような手順で解体していくのか紹介したいと思います。
●足場や養生の設置
一般的な建物でもそうですが、足場や養生から始めていきます。騒音や振動を防止するという点で養生の設置はとても大切です。工事によって生じたごみや廃棄物はエレベーターや階段を使って搬出することになります。もちろん、エレベーターなどを傷つけないように、エレベーターにもしっかりと養生をしていくことが大切です。
●内装材の撤去
足場等の作業を終えたら、次は内装材の撤去をします。内装材の種類とは、電気、ガラス、ドア、壁紙、などを言い、これらを撤去することで内装解体をスムーズに行うことができます。ただ、内装解体をすると、ほこりや粉じんが発生しやすくなるので、作業をする人はマスクやゴーグルをするのが鉄則となっています。また、周囲にいる人たちに被害を与えないように、気を配る必要があります。
●床材の撤去
そして、次は床材の撤去です。オフィスや店舗によっては床材を使用していないことがあるので、その場合は作業を行う必要がありません。床材といってもさまざまな種類があるので、それぞれ対応するようにします。また、貸主側に床材の撤去は不要と言われることもあるので、必ず撤去しなければいけないわけではありません。
●産業廃棄物の処理
床材の撤去が終わったら産業廃棄物の処理をします。内装解体によって出たゴミや廃棄物を不法投棄してしまうと、罰せられるので、必ず規則にしたがって処理をするようにしましょう。その際にマニフェストと呼ばれる廃棄物処理の管理表を解体業者に提出してもらうようにしてください。
●室内の清掃
上記までで内装解体が一通り終わりました。ただ、このままではいけないので、最後は室内の清掃を行います。解体作業は意外とたくさんのゴミや廃棄物が発生し、細かいちりなどもたくさん出ます。汚い状態となっているので、それらを含めて綺麗な状態にする必要があります。清掃こそ特に丁寧に、綺麗に行うことで気持ちよく作業を終えることができます。
●まとめ
このように、内装解体の手順について紹介しました。工事だけの手順ですが、その前に打ち合わせなどやることは意外とたくさんあるので、前もってしっかりと確認をしておきましょう。